北九州イノベーションギャラリー|産業技術保存継承センター English中文korea
i 会員登録(無料)されますと、さまざまなサービスをご利用できます。
新規会員登録   ログイン
ホーム KIGSについて 利用案内 イベント/ニュース 展示 ライブラリー 工房 学校・団体の方へ
産業技術年表
北九州 新北九州空港開港。24時間運用可能な本格的な海上空港。関門航路の浚渫土砂を埋立材に有効活用。
2006年(平成18年)|一般

2006年3月16日、北九州圏域200万人待望の空港として、北九州市小倉南区沖合い3qの周防灘にある人工島に、新北九州空港が開港した。

人口と産業が集積し、アジアに近い北部九州に出現した「眠らない空港」として、早朝深夜を含む羽田便をはじめ、名古屋(小牧)、那覇、そして国際定期便として、中国の上海経由広州便の就航、貨物専用便やさらにロシアのウラジオストックへの運航計画も着々と進行している。

旧北九州空港は、1944年(昭和19)、陸軍の戦闘機基地(現北九州市小倉南区曽根)として開設された。1956年(昭和31)、日本ヘリコプター(現全日空)の大阪便が就航したが、1983年(昭和58)遂に運航を休止した。その後2002年に定期便(東京便)が再開されたが、大型ジェット化時代への対応は難しく、三方を山に囲まれ、到底不可能と烙印を押され、「新北九州空港」構想推進のきっかけとなった。

北九州市誕生から間もない1965年代(昭和40)初め、国が進めていた「新全国総合開発計画」策定で周防灘開発が端緒となった。当時の運輸省第四港湾建設局・山下建設局長から出た「港湾」行政と「空港」構想をドッキングさせた「新北九州空港」構想が出発点となり、捨て場を必ず求めなければならない関門航路の浚渫土砂が、周防灘で「新空港島」構想として具体化していく。まさに一石二鳥である。紆余曲折を経ながら官民上げて実現への活動が展開された。

小月基地との空域調整問題や周防灘の各漁業組合との漁業補償は難行の末、関係者の努力で解決され、遂に1994年10月着工となった。
新空港は国が設置・管理する第二種空港で、空港面積(管理面積)は160ha、滑走路の長さは2,500m。大型ジェット機など長距離フライトにも対応可能であり、また陸から3qの海上空港なので、住宅地への航空機騒音の影響も少なく、運用時間は午前5時から翌2時までの21時間であったが、8月22日から24時間運用開始となった。

工事は、関門航路などの維持のため浚渫した土砂を捨てる「土砂処分場」を活用したため新規の埋立は必要なく、本体の総工費は1,024億円と海上空港としては安価に抑えられた。しかも人工島自体は全長が4,000m以上あり、空港周辺海域は水深7mと浅く、将来の拡張にも充分対応出来る。

新北九州空港は、東アジアに近く、新幹線や高速道路など本州との結節点に位置しており、更にひびきコンテナーターミナルを含め、東アジアの物流拠点、西日本九州の新たなゲートウェイ、貿易拠点としても注目されている。また北九州地域は自動車産業の一大集積地となりつつあるなかで、自動車関連産業も含め国内外の人・モノ・情報の交流が活発化し、新産業の創出やビジネスチャンスの拡大、観光振興にと大きな期待が寄せられている。

参考文献
タイトル 著者・編者 発行年
ルネッサンスの知恵 第1号財団法人北九州都市協会2001年
新全国総合開発計画に対する北九州 都市圏の大規模開発事業北九州市1968年
新全国総合開発計画経済企画庁1969年
周防灘大規模総合開発構想周防灘総合開発促進協議会1969年
新北九州空港(仮称)福岡県企画開発部1974年
新北九州空港計画新北九州空港建設推進本部1986年
グラフふくおか 新北九州空港特集福岡県総務部県民情報広報課2006年
Shin Kita Press毎日新聞社2006年
一覧へ戻る

▲新北九州空港と北九州臨空産業団地

▲新北九州空港
ページトップ
リンク サイトマップ サイト利用条件 お問い合わせ よくある質問
COPYRIGHT (c) 2007 CITY OF KITAKYUSHU.ALL RIGHTS RESERVED.