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技術革新ファイル
スポーツを支えるハイテク/テニスラケット
2 炭素繊維の釣竿、ゴルフクラブ、テニスラケットへの活用
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Innovation Story
需要を開発しながらの生産であった。東レが最初に市場開拓したのは、釣竿、次いでゴルフクラブであった。
炭素繊維の釣竿
1972年2月の釣具見本市に炭素繊維で作った鮎竿を展示し、話題をさらった。鮎釣解禁日に向けて受注も好調だった。しかし、量産を始めた当初は原因不明の事故が多発して、供給が追いつかなかった。
炭素繊維のゴルフクラブ
1972年10月に日本で初開催された太平洋マスターズで、炭素繊維製のシャフトのゴルフクラブを使った米国のゲイ・ブリュワーズが優勝すると、日本のゴルフ界は「ブラックシャフト・ブーム」に沸いた。東レが米国UCCに販売し、UCCが自社ブランドソーネル300としてゴルフクラブメーカーに売り、製品が日本に逆輸入されていたのであった。

ゴルフクラブのハイテク化は、その後もとどまるところを知らず、1990年ミズノがチタンヘッドを開発、2005年には、本体ボディーはチタン、クラウン部に軽いマグネシウム、ソール部に重いベリリウムニッケルを用いたドライバーや、チタンとベリリウムニッケルを用いたフェアウェーウッドなど、比重の違う素材を組み合わせることで、最適な重心位置を追求したゴルフクラブの新シリーズを発売した。
炭素繊維のテニスラケット
炭素繊維強化プラスチックを用いたラケットが開発されたのは1974年、米国においてであった。1976年には炭素繊維の強度や優れた弾性などの特性を有効利用して、スィートスポットを広げ、グリップには球を打ったときのひじへの衝撃を和らげるラバーを仕込んだラージサイズ・ラケットが米国のウィルソン社によって開発されると、炭素繊維のテニスラケットでの利用が本格化した。
テニスラケットのハイテク化も、その後もとどまることを知らず、シャフト部に復元力の強いメモリーチタン(形状記憶合金)を入れ、しなったシャフトを復元し、すばやく球を弾き返すことができるラケット(YONEX RDX500)や、グリップ内部にマイコンチップが埋め込まれていて、ボールが当たった瞬間にガットが硬くなり、強い球を打ち返せるようなもの(HEAD CHIP-SYTEM)まである。
こうしたテニスラケットのハイテク化によって、強い球がいつも打てるようになり、ほとんどがベースラインからの打ち合いになり、試合が単調で退屈になっているので、試合ではそうしたラケットの使用を規制すべきだと、ジョン・マケンローなど往年のプレーヤーが国際テニス連盟に申し入れている。
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