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北九州ものづくり企業
建設材料
安田工業 株式会社
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技術・製品 ▼製品の特徴▼技術の特徴▼開発技術者
スーパーエルエル釘
1釘(スーパージャンボ大頭釘、スーパーエルエル釘)
紙ワザ
2住宅基礎施工枠「紙ワザ」
1 釘(スーパージャンボ大頭釘、スーパーエルエル釘)
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製品の特徴
 現在、家づくりで普通に使われる釘は洋釘と呼ばれ、家屋の壁板や柱、屋根瓦などを固定する役目があります。建坪約35坪(115u)一戸建て住宅の場合、使われる釘の数は大小あわせて約6万本、2×4工法だと10万本以上といわれています。

 洋釘の頭は円形で平たく、大量に生産されます。一見同じように見えますが使われる場所により形状や特性は異なります。たとえば雨や雪にさらされ厳しい環境で長期にわたって屋根瓦を固定する釘は、しっかり止める力と腐食に強いことが大事です。

 安田工業(株)が平成12年(2000)に開発した屋根瓦固定用釘(商品名・スーパージャンボ大頭釘)はステンレス製で
[1]固定力を増すため釘頭の直径が従来品より140%大きい(約10mm)
[2]日中・夜間の温度差で発生する結露による腐食(すきま腐食)を防ぐため特殊コーティングされている
−などが特徴です。

 また平成14年(2002)に開発した商品名・スーパーエルエル釘は、地震が多い日本の木造住宅用に横揺れ対策が施された壁用釘です。緩んだり抜けたりしにくいように[1]釘胴部にねじのように螺旋状の溝が彫られている(スクリューリング加工)[2]スーパージャンボ大頭釘同様、従来品より釘頭の直径が140%大きい(約10mm)のが特徴です。
 

▲スーパーエルエル釘

▲スーパージャンボ大頭釘
技術の特徴
 釘の材料は一般に微量の炭素を含む針金状の鋼で、線材(鉄線・ワイヤーロッド)と呼ばれ、コイル状に巻かれています。1コイルには長さ10kmの線材が巻かれ、重さは約2tに達します。

 線材を釘に加工するにはまず線材表面の酸化鉄の薄い皮(スケール)を落とします。スケール落しはワイヤーブラシで磨く方法と特殊槽の中で酸に浸して落とす方法があります。

 スケール落しが終わった線材は伸線機で伸ばし所定の太さにします。このときの線材の太さ(直径)が釘の太さになります。細くなった線材を製釘機にかけます。製釘機が釘をつくる手順は
[1]ダイスと呼ばれる部品が線材の先端をしっかりつかみます
[2]線材先端をハンマーでつぶす(パンチング)とダイスの形状に合った釘の頭ができます
[3]釘頭ができた線材を釘の長さ分上方へ引っ張りだします
[4]左右からカッターで線材を切断し先端を尖らせます
成形された釘は磨釘機にかけて磨きます。釘先端に残る切り残し(ウィスカー)が除かれ、製品となります。

 安田工業(株)のスーパージャンボ大頭釘とスーパーエルエル釘は瓦固定用・壁用の違いはありますが、どちらも釘頭が従来品より140%大きいことが特徴です。釘頭部をつくるパンチングは普通の釘は1回ですが、安田工業(株)は製釘機のパンチングスピードに改良を加え2回パンチングによる釘頭の大型化を実現し、商品化しました。
 

▲コイル

▲スケール落とし

▲製釘図
開発技術者
No. 開発者名 肩書き
1荒木 信仁安田工業(株)八幡工場 専務取締役工場長 
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