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苅田発電所
1苅田発電所の加圧流動床複合発電プラント
無停電工法(搭乗操作型ロボット)
2無停電工法
苅田トヨタ線の送電鉄塔
3苅田トヨタ線の送電鉄塔
1 苅田発電所の加圧流動床複合発電プラント
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製品の特徴
 苅田発電所は、昭和31年(1956)日本の火力発電技術を世界水準まで引き上げる基礎となった1号機が誕生して以来、次々に新鋭の発電設備が増設され、最盛期の昭和47年(1972)には発電機5基(1・2・3・旧新1・新2号機)、総出力982,000kWの九州最大の発電所になりました。しかし、燃料情勢の変化により、それぞれ休止運用から廃止となり、昭和63年(1988)には新2号機を残すのみとなりました。

 その後、平成13年(2001)世界最大規模の石炭を燃料とする加圧流動床複合発電(PFBC:Pressurized Fluidized Bed Combustion)プラントが、新1号機として営業運転を開始しました。現在は新2号機と合わせて発電機2基体制で、最大735,000kWの発電が可能です。1軒の家庭で平均3kWの電気を使うとすれば、約24万軒分の電気をまかなうことができます。

 一方、苅田発電所は無尽蔵でクリーンなエネルギーの研究開発にも取り組んでいます。昭和62年(1987)苅田発電所内に、出力100kWの太陽光発電設備の試験設備を設置しました。太陽光発電とは、太陽電池により、太陽光エネルギーを電力に直接交換する発電方式です。

 緑化運動にも積極的で、発電所の敷地の約277,000uのうち、約1/4にあたる70,000uを緑地にしています。緑地は、自然の再生をめざした植樹と庭園方式を組み合わせ、苅田町の町の木であるクスをはじめ、62種類、約18,000本の樹木が植えられ、緑豊かな発電所になっています。こうした森づくりは、昭和50年(1975)に工場緑化コンクールで優秀賞を、また昭和52年(1977)には緑化優秀工場として評価されています。
 

▲苅田発電所

▲新1号機鳥瞰図
技術の特徴
 昭和47年(1972)から稼動している新2号機は、ボイラー、蒸気タービン、発電機で構成される従来型発電方式を採用しています。ボイラーで燃料となる重油を燃やして蒸気を発生させ、この蒸気により蒸気タービンを高速で回転させます。この回転力で蒸気タービンに直結した発電機を回して電気を作る仕組みです。

 これに対して新1号機は、従来型より発電効率が高く、環境特性に優れた加圧流動床複合発電(PFBC)方式を採用しています。従来型発電方式と同様、蒸気により発電を行いますが、これと同時に、ボイラーから発生する高温・高圧の排ガスを利用してガスタービンを回転させ複合発電を行う仕組みです。PFBC方式では燃料に石炭を使用し、最大出力で運転すると1日約3,000tを消費します。

 PFBC方式は低公害の発電方式です。ボイラーの中で石炭と石灰石をまぜて燃焼させるため、ボイラー内で硫黄酸化物を除去することができます。また、ボイラー内の燃焼温度が比較的低いため窒素酸化物の発生も低く抑えられます。新1号機では発電に伴い発生する石炭灰は、全量をセメント原料として有効利用しています。

 さらに、ボイラーから出る排煙は、炉内脱硫、サイクロン、脱硝装置、電気集じん器によってきれいにしたあと、高さ201mの煙突から拡散放出しており、周辺地域の自然環境を守っていくために万全の対策を講じています。また、ボイラーを加圧された圧力容器に収納しているので、コンパクトになっているとともに、排煙脱硫装置が不要になり、発電所全体の面積も従来型に比べて少なくなっています。
 

▲新2号機の仕組み

▲新1号機の仕組み
開発技術者
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