このページではSuica・モバイルSuicaの解約、払い戻し方法について解説しています。
実はSuicaの解約、払い戻しが出来る場所は限られているのです。
そして手数料も取られちゃう!!(手数料が発生しないコツもこっそり伝授♪)
それでは、Suicaの解約、払い戻しにまつわる注意点などもまとめているのでぜひ、参考にしてみてください!
Suicaの解約で払い戻しはできる?
まず、払い戻しについてご説明します。
結論、払い戻しは可能です。
細かく情報をまとめてみましたので表を参考にして下さい。
いつ? | 手数料 | 払い戻し場所は? | |
Suica(記名式) | その場 | 220円 | みどりの窓口 |
モバイルSuica | 2週間から1ヶ月程度 | 220円 | モバイルSuicaアプリ又は会員メニューサイト |
Suica定期券 | その場 | 220円 | みどりの窓口 |
定期券付きクレジットカード | その場 | 220円 | みどりの窓口 |
それでは、それぞれのSuicaの種類別に詳細をご説明していきます。
①My Suica(記名式)・Suicaカード・Suicaイオカードの払いもどし(Suicaの返却)
My Suica(記名式)・Suicaカード・Suicaイオカードの払い戻しの返却場所は、みどりの窓口へ行きましょう。
払い戻し金額は、入金(チャージ)の残り金額から手数料分220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えた金額が返金されます。
払いもどし額=カード内の残額-払い戻し手数料(220円)とデポジット(500円)
カード残額が220円以下の場合はデポジット(500円)のみの返金になります。
例1)カード残額1,000円の場合
1,000円(カード残額)-220円(払い戻し手数料)+500円(デポジット)=1,280円
例2)カード残額が100円の場合
払い戻し額なし。500円(デポジット)のみ返金
カードは返却しなければなりません。
②Suica定期券の払いもどし(Suicaの返却)
Suica定期券の払いもどしについても、返却場所はみどりの窓口となります。
払い戻し金額は、定期券部分の払いもどし金額と入金(チャージ)残額の合計から、手数料220円が差し引かれた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金されます。
払いもどし額=【定期部分の払い戻し額+カード残額】−払い戻し手数料(220円)+デポジット(500円)
その場合は、ノーマルのSuicaカードの払い戻しと同じ取り扱いになるそうです。
◇有効期限が過ぎている定期券の場合◇
払いもどし額=カード内の残額-払い戻し手数料(220円)とデポジット(500円)
※カード残額が220円以下の場合にはデポジットのみの返金
カードは返却しなければなりません。
③Suica定期券部分のみ払いもどし
定期券のみを解約、払い戻しすることは可能です。
Suica定期券部分のみの払いもどしについても、返却場所はみどりの窓口となります。
返金金額は、定期券部分の払いもどし金額から手数料220円を差し引いた金額が返金されます。
払い戻し額=定期券部分の払い戻し額ー払い戻し手数料(220円)
払い戻し後、カード残額はそのまま!!
「My Suica(記名式)」として引き続き利用できます。
④クレジットカードでの定期券の払いもどし
クレジットカード(Suica定期券機能付きビューカード)をの定期券の払い戻しをする際には、みどりの窓口へ行きましょう。
注意点としては、あくまで定期券部分のみでSuica残額の払いもどしは行えません。
払い戻し金額については、②の「Suica定期券の払いもどし」と同様の返金となり、定期券を解約した後も、クレジットカードとしての機能は継続して使用できます。
JR東日本以外の駅やバス営業所では、払い戻しができない!
券売機ではSuicaの解約、払い戻しはできないので注意しましょう!
土日、祝日はみどりの窓口がとても混雑しているので平日の日にみどりの窓口に行くのが良いと思います!
Suicaの解約方法について
それでは、解約する方法について見ていきましょう。
それぞれの、種類別での解約についてまとめています。
My Suica(記名式)や定期券を搭載している場合
解約をする場合は、Suicaエリア内のJR東日本の駅にあるみどりの窓口もしくはJR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口で解約を行いましょう。
JR東日本以外の駅やバス営業所での、解約はできないので注意が必要です。
また、バスの定期券が利用できるSuicaの解約を行う場合は、先にバス営業所等でバス定期券を払いもどしした後に、JR東日本駅にあるみどりの窓口に行く必要があります。
解約の際に、公的証明書(免許証等身分が確認できるもの)が必要になるので忘れずに携帯しておきましょう!
Suicaカード(無記名式)の場合
無記名式の場合も、Suicaエリア内のJR東日本の駅にあるみどりの窓口もしくはJR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口で解約を行いましょう。
無記名式の場合は、カードに何も記載されておらず誰でも利用できる為、公的証明書(免許証等身分が確認できるもの)は不必要です。
モバイルSuicaの退会(解約)方法
モバイルSuicaの場合は、アプリから解約が出来ます。
有効な定期券やSuicaグリーン券、SF(電子マネー)の払い戻し処理も同時に行われます。
退会手続きは改札の中へ入場した状態ではできません。
手続きが完了してしまうとモバイルSuicaが利用できなくなり、改札から出られなくなります!
- TOPページで「会員メニュー」を選択
- 「Suica管理」を選択
- 「このSuicaを払いもどす」を選択
- Suica払いもどし案内画面で内容を確認したら「上記内容を確認しました」にチェックを入れ「次へ」を選択
- 金融機関名や口座種別、口座番号、名義人を入力後「確認する」を選択
- 「払いもどして退会する」を選択
- 手続きが完了!
※払い戻し額のうち、定期券・Suicaグリーン券分は登録済のクレジットカードの口座へ、返金されます。
※SF(電子マネー)分は退会手続き時に指定した金融機関口座へ返金されます。
解約・払い戻し時の注意点
いくつか注意点がありますので、事前にチェックしておきましょう。
本人が死亡した場合
会員本人が死亡した場合の解約についてです。
解約方法は、代理で退会(払いもどし)し返金を受け取る方法があります。
手順としては、
- 必要書類を郵送(〒983-8561 モバイルSuicaサポートセンター宛て)
- 「会員専用モバイルSuica退会・払いもどし申請フォーム」による申請
となります。
※申請フォームのみでは、手続き出来ないので注意しましょう。
必要書類として下記の①及び②の書類を事前に郵送する必要があります。
① 会員本人の死亡を証明する公的機関発行の書類(写し可)1点
・死亡診断書
・死亡届記載事項証明書 等
② 返金を受けようとする方の本人確認書類(写し可)1点
・旅券(パスポート)の写真付きページ
・運転免許証等
・在留カード
・特別永住者証明書
・外国人登録証明書(在留の資格が特別永住者のもの)
・個人番号カード(写真付き)
・官公庁・特殊法人等が発行した写真付き身分証明書
委任状を利用した解約について
どうしても、本人が都合がつかずに代理の方に解約して欲しい場合ってありますよね?
その場合も、委任状を利用して解約することが可能です。
代理の方が払いもどしをする場合は、記名人本人の委任状と代理人本人の証明書があれば解約することが可能です。
Suicaの解約に関するQ&A
解約に関する気になる質問をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
Suicaを返却してモバイルSuicaに変更する
モバイルSuicaを初めて登録の場合に限り、Suica定期券(カード)をモバイルSuicaに移行することができます。
※一部の端末に限り、新規登録以外でも可能
〜移行手順〜
- アプリ起動後、「新規会員登録」をタップ
- 規約を確認後「同意して会員登録をする」をタップ
- メールアドレスを入力後「メール送信」をタップ
- 入力したメールアドレス宛に確認コードが届きます。受け取った確認コードを入力し「次へ」をタップ
- 設定するSuicaパスワードを入力後「次へ」をタップ
- 必要な情報を入力後「次へ」をタップ
- 内容に問題なければ「次へ」をタップ
- クレジットカード登録有無を選択後「次へ」をタップ
- クレジットカードを登録する選択した場合は、クレジットカード情報を入力し画面に従い進み「登録する」をタップ
- モバイルSuicaに取り込むを選択後「次へ」をタップ
- 注意事項を確認後「注意事項を確認しました」にチェックを入れ「次へ」をタップ
- 取り込むSuica定期券のSuicaID番号と定期券有効期限を入力後「次へ」をタップ
- 内容に間違いなければ「取り込む」をタップ
- 完了!
これで、Suicaからの移行が完了しました。
切り替えが完了したら、Suica定期券(カード)は使用できなくなりますので注意しましょう。使えなくなったSuica定期券(カード)は、そのまま放置せずに翌日以降にJR東日本のSuicaエリア内にある駅のみどりの窓口に持っていき預り金(デポジット)500円を返金しに行きましょう。
モバイルSuicaからカードに戻す方法
逆に、モバイルSuicaからSuicaカードに戻すことは出来るのか調べてみました。
結論から言うと、こちらは出来ません。
どうしても、カードがいい場合は再度チャージや定期券を購入する必要があります。
JR東日本Suica公式サイトはこちら
まとめ
Suicaの解約、払い戻しはJR東日本の駅のみどりの窓口などで手続きができます。
Suica定期券や記名式のSuicaを払い戻す際は運転免許証などの公的証明書が必要になるので忘れずに‥!
代理人でも手続きはできますが、委任状や代理人の公的証明などが必要になるので少々面倒です。
最後になりましたが、Suicaの払い戻し手数料を払わずに済むコツは‥
Suicaの払い戻し手数料を発生させずにカードを返却するには、カード残額を全て使い切ってしまうことです!!
カード残額があると最大220円の手数料が取られるため、カード残額を0円にしておけば手数料を取られずに済みます♪
モバイルSuicaの場合は携帯端末で簡単に手続きすることができます!
どこでも簡単に退会手続きは出来るのですが、改札の中へ入場している時に手続きはしないでください!
手続きが完了するとモバイルSuicaが利用できなくなるので、改札から出られなくなります。
「不正乗車」扱いされてしまう可能性があるので注意しましょうね!
以上、Suicaの解約・払い戻しについてでした!