「三菱UFJ信託銀行の口座を解約したいけれど、どの店舗で何を準備すればいいのかわからない」「投資信託や金銭信託を持っている場合はどうなるの?」と悩んでいませんか。
結論から言うと、三菱UFJ信託銀行の口座解約は店舗窓口への来店手続きのみで、電話やネットだけでは完結できません。
必要なものは通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類が基本で、口座名義人本人が来店すれば原則手数料無料で解約が完了します。
ただし三菱UFJ信託銀行は信託銀行のため、投資信託や金銭信託・遺言信託などを持っている場合は、先にそれらの精算・解約が必要になる点が普通の銀行と大きく違います。
また、来店には事前予約が必要な店舗が多く、いきなり行くと手続きできないこともあるため注意しましょう。
この記事では、解約の手順・必要なもの・信託商品の扱い・相続や休眠預金といった注意点まで、順番に解説します。
読み終える頃には、三菱UFJ信託銀行の解約に必要な情報がすべて揃います。
この記事でわかること
- 三菱UFJ信託銀行の口座解約の要点(窓口のみ・予約・必要なもの)
- 解約手続きの流れ5ステップ(予約から完了まで)
- 信託商品と相続解約の扱い(投信・金銭信託・名義人死亡時)
- 解約前に確認すべき注意点(引落先・未利用口座手数料・休眠預金)
- 三菱UFJ信託銀行の解約に関するよくある質問
- まとめ
三菱UFJ信託銀行の口座解約の要点【まず結論】

三菱UFJ信託銀行は東京都千代田区に本店を置く、MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)の大手信託銀行で、金融機関コードは0288です。
普通預金などを扱う三菱UFJ銀行(金融機関コード0005)とは別法人で、口座や手続きの窓口も異なるため混同しないよう注意しましょう。
まず、このセクションで解約の全体像となる3つの要点を確認しておきましょう。
このセクションで解説する項目
解約は店舗窓口のみ・事前予約が必要
三菱UFJ信託銀行の口座解約は店舗窓口での来店手続きが基本で、ネットや電話だけでは完結できません。
本人確認やお届け印の照合を窓口で行う必要があるため、来店して直接手続きする仕組みになっているからです。
しかも多くの店舗で来店予約が必要なので、思い立った日に飛び込みで行くと手続きできないことがあります。
窓口の営業時間は平日9:00〜15:00が一般的なので、来店前に取引店または最寄り店舗へ予約と必要書類を確認しておきましょう。
解約に必要なものは基本4点
解約に必要なものは、通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類の基本4点です。
銀行は口座名義人本人であることと、登録されたお届け印が一致することを確認したうえで残高を払い戻すため、これらの持ち物が照合の基礎になるからです。
三菱UFJ信託ダイレクトの会員カードを持っている場合は、それも合わせて持参すると手続きがスムーズです。
本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きのものを用意し、取引内容によってはマイナンバー確認書類を求められる場合もあります。
信託商品がある場合は先に精算が必要
三菱UFJ信託銀行で投資信託・金銭信託・遺言信託などを利用している場合は、口座を解約する前にそれらの精算・解約を済ませる必要があります。
信託商品は普通預金とは別管理で、残高や契約が残ったままだと口座そのものを閉じられないからです。
たとえば投資信託を保有している場合は売却(解約)して精算し、その代金の受け取りまで完了させてから口座解約に進みます。
信託商品の精算には日数がかかることもあるため、普通の銀行より早めにスケジュールを組んでおきましょう。
三菱UFJ信託銀行の口座解約の手順【5ステップ】

三菱UFJ信託銀行の口座解約は、予約から完了まで5つのステップで進みます。
事前準備と来店予約さえできていれば、窓口での手続き自体は当日のうちに終わります。
このセクションで解説する項目
STEP1:必要なものを準備する
通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類の4点を準備します。
投資信託など信託商品を保有している場合は、その契約内容がわかる書類も合わせて用意しておくと窓口でのやり取りがスムーズです。
STEP2:振込先・引落先を変更しておく
給与・年金の振込先や、公共料金・家賃などの引落先を別の口座に変更しておきます。
反映に数週間かかることがあるため、来店日の前に余裕をもって済ませておきましょう。
STEP3:取引店へ来店予約をする
取引店または最寄りの店舗へ電話などで連絡し、来店予約と必要書類を確認します。
このとき投資信託や信託商品も解約したい旨を伝えておくと、当日の手続きを一度でまとめやすくなります。
STEP4:窓口で解約を申し出る
予約した日時に口座名義人本人が来店し、窓口で「口座を解約したい」と伝えて書類に記入します。
準備した持ち物を提出すると、本人確認とお届け印の照合が行われます。
STEP5:残高を受け取り解約完了
口座に残高がある場合は現金や指定口座への振込で払い戻され、その場で解約となります。
信託商品の精算が済んでいれば手続きはその日のうちに完了するので、時間に余裕をもって来店しましょう。
解約時の注意ポイント
予約なしで来店すると、当日手続きできないことがあります。
多くの店舗で来店予約制となっており、電話や郵送だけでは解約できません。必ず事前に取引店へ連絡し、予約と必要書類を確認してから平日昼間に来店してください。
信託商品と相続解約の扱い【信託銀行ならではの注意】

三菱UFJ信託銀行は信託銀行のため、普通の銀行にはない「信託商品の精算」と「相続解約」が解約の鍵になります。
この2つの扱いを理解しておくと、自分のケースでどんな準備が必要かが判断できます。
このセクションで解説する項目
| 項目 | 通常解約 | 相続解約(名義人死亡) |
|---|---|---|
| 手続きする人 | 名義人本人(または委任を受けた代理人) | 相続人 |
| 主な必要書類 | 通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類 | 戸籍謄本・相続人の本人確認書類など(ケースで変動) |
| 信託商品の扱い | 事前に本人が売却・精算 | 相続手続きの中で評価・引き継ぎ |
| 所要期間の目安 | 即日〜(信託精算がある場合は数日) | 数週間〜(書類準備に時間を要する) |
投資信託・金銭信託は売却・精算してから
投資信託や金銭信託を保有している場合は、先に売却(解約)して精算してから口座解約に進みます。
信託商品の残高や契約が残っていると、紐づく口座そのものを閉じられないからです。
たとえば投資信託は売却注文から代金受け取りまで数営業日かかることがあり、その精算が終わってはじめて口座を解約できます。
投信口座やNISA口座の解約は店頭窓口での手続きとなるため、口座解約とまとめて窓口で相談するのが確実です。
名義人死亡時は相続手続きが必要
口座名義人が亡くなった場合は通常の解約ができず、まず相続の手続きが必要になります。
名義人の死亡が銀行に伝わると口座は凍結され、相続人が確定するまで払い戻しができなくなるからです。
三菱UFJ信託銀行は相続関連の手続きを専門に扱っており、取引店や相続の窓口へ連絡すると手続きの案内を受けられます。
必要書類は遺言書の有無や相続内容によって変わるため、具体的な進め方は三菱UFJ信託銀行へ直接相談しましょう。
どうしても来店できない場合は代金取立
近くに三菱UFJ信託銀行の店舗がない、遠方に住んでいるなどで来店できない場合は、他の銀行に解約を依頼する「代金取立(預金取立)」という方法があります。
これは取引のある別の銀行を経由して、三菱UFJ信託銀行の口座を解約してもらう仕組みだからです。
代金取立を依頼する前に確認すること
- ✅ 依頼先の銀行で代金取立を扱っているか
- ✅ 発生する手数料の金額
- ✅ 必要な書類と手続きの流れ
- ✅ 完了までにかかる期間の目安
依頼する銀行に手数料が発生するうえ、手続きの詳細も銀行ごとに異なるため、依頼先の銀行で最新の内容を確認しましょう。
三菱UFJ信託銀行の口座を解約するときの注意点

口座解約をスムーズに進めるには、事前に押さえておきたい注意点がいくつかあります。
とくに振込先や引落先の変更、放置による未利用口座手数料や休眠預金化は見落としやすいので、ここでまとめて確認しておきましょう。
給与振込・公共料金の引落先を先に変更する
給与や公共料金の口座を変更せずに解約すると、給与を受け取れなくなったり料金が滞納になったりするおそれがあります。
解約後の口座には入金も引き落としもできなくなるため、関連する手続きを先に切り替えておく必要があるからです。
たとえば勤務先への給与振込口座の変更申請や、電気・ガス・水道・家賃・税金の引落先変更を済ませてから解約に進みましょう。
解約前に確認すべきチェックリスト
- ✅ 給与・年金・手当の振込先を変更したか
- ✅ 公共料金・家賃・税金の引落先を変更したか
- ✅ クレジットカードの引落口座を変更したか
- ✅ 投資信託・金銭信託など信託商品を精算したか
- ✅ 通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類を用意したか
放置すると未利用口座手数料がかかる場合がある
近年は多くの銀行で、一定期間取引のない口座に対して未利用口座手数料がかかる場合があります。
長期間使われない口座の維持コストを利用者に求める動きが広がっているためです。
対象条件や手数料の金額は銀行ごとに異なり、変更される可能性もあります。
使わない口座は早めに解約し、手数料の有無や最新の条件は三菱UFJ信託銀行の公式サイトで確認しましょう。
10年放置すると休眠預金になる
入出金が一切ない状態が続くと、その口座は最後の取引から10年で休眠預金として扱われます。
休眠預金等活用法により、10年以上取引のない預金は預金保険機構へ移され、民間公益活動に活用される仕組みになっているからです。
残高が一定額以上ある場合は、移行前に通知のハガキが郵送されることがあります。
休眠預金になっても申し出れば全額の払い戻しは可能ですが、通常より手続きが面倒になるので、使わない口座は早めに解約しておくのが安心です。
三菱UFJ信託ダイレクトも合わせて整理する
インターネットバンキングの「三菱UFJ信託ダイレクト」を利用している場合は、口座解約と合わせてサービスの利用状況も整理しておきましょう。
口座本体を解約すれば紐づくサービスも使えなくなりますが、契約状況を把握しておくと手続き漏れを防げるからです。
ダイレクトの解約方法や会員カードの扱いなどは、来店時に窓口で合わせて案内を受けられます。
三菱UFJ信託銀行の解約に関するよくある質問

三菱UFJ信託銀行の口座解約についてよく寄せられる質問を、Q&A形式でまとめました。
解約前の不安を解消するために、気になる項目を確認しておきましょう。
このセクションで解説する項目
Q&A:解約に手数料はかかりますか?
本人が窓口で行う通常の口座解約であれば、原則として手数料はかかりません。
ただし、来店できず他の銀行を経由して代金取立を依頼する場合は、依頼先の銀行で手数料がかかることがあります。
金額は依頼先によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
Q&A:電話やネットだけで解約できますか?
電話やネットだけでは口座解約は完結せず、店舗窓口での来店手続きが必要です。
多くの店舗で来店予約制となっているため、まずは取引店へ連絡して予約と必要書類を確認しましょう。
郵送での手続きを希望する場合も、まずは取引店への問い合わせが必要です。
Q&A:投資信託があっても口座を解約できますか?
投資信託などの信託商品がある場合は、先に売却・精算してから口座を解約します。
残高や契約が残ったままだと、紐づく口座を閉じられないためです。
投信の精算には日数がかかることがあるので、口座解約とまとめて窓口で相談すると確実です。
Q&A:名義人が亡くなった口座はどう解約しますか?
名義人が亡くなった口座は通常の解約ができず、相続の手続きが必要です。
三菱UFJ信託銀行の取引店や相続の窓口へ連絡すると、専門スタッフから手続きの案内を受けられます。
必要書類は遺言書の有無などで変わるため、まずは銀行に相談するところから始めましょう。
まとめ
三菱UFJ信託銀行の口座解約について、手順・必要なもの・信託商品の扱い・注意点を解説しました。
最後に重要なポイントを振り返っておきましょう。
- 解約は店舗窓口の来店手続きのみで、電話・ネットだけでは不可
- 多くの店舗で来店予約が必要なため、事前に取引店へ連絡する
- 必要なものは通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類の基本4点
- 投資信託・金銭信託などの信託商品は先に精算してから口座解約する
- 通常解約は原則手数料無料で完了する
- 名義人が死亡した場合は相続手続きが必要
- 解約前に給与振込・公共料金の引落先を必ず変更しておく
- 放置すると未利用口座手数料や休眠預金(10年)の対象になる
持ち物・引落先の変更・信託商品の精算さえ準備できていれば、来店1回で解約は完了します。
名義人死亡時の相続や信託商品の扱いは個別性が高いので、迷ったら三菱UFJ信託銀行の取引店や窓口で最新情報を確認しましょう。
他の銀行の口座解約方法もチェック
同じ信託銀行や、関連するメガバンクの解約方法も以下の記事で詳しく解説しています。
普通預金だけのつもりでも投信口座が紐づいていることがあるので、来店予約の電話のときに「投資信託や信託商品も含めて全部解約したい」と伝えておくと、当日の手続きが一度で済みやすくなりますよ。