OCNをやめようとして、まず手が止まるのは「どこに申し込めばいいのか」ではないでしょうか。
結論を先に書きます。OCNの解約窓口は契約しているサービス名によって4つに分かれます。
OCN モバイル ONEはマイページで完結しますが、OCN光とOCN for ドコモ光はWebの解約サイトからは申し込めません。
違約金も「いくら」と一言では書けません。公式が示しているのは1,200円(不課税)から38,400円(不課税)という幅です。
回線を廃止する手続きも別にあります。ここを飛ばすと、解約したはずなのに請求が止まりません。
まずは請求書か会員登録証を用意して、自分の契約名を確かめるところから始めてください。
この記事でわかること
- 契約しているOCNがどれかで、申し込む先が変わる(ドコモ/カスタマーズフロント/マイページ/NTT東西の4つ)
- OCN モバイル ONEをマイページで解約する流れ
- 違約金は「1,200円」ではなく上が38,400円まである
- 申し込んだあとに効いてくる注意点
- プロバイダをやめても、回線は自動では止まらない
- 申し込む前に、この7つだけ決着させておく
契約しているOCNがどれかで、申し込む先が変わる

たとえば同じ「OCNの光回線」でも、OCN for ドコモ光ならNTTドコモ、OCN光ならカスタマーズフロントと、連絡先がまるごと入れ替わります。
契約名を確かめずに電話をかけると、そこでは受け付けられないと言われて掛け直しになります。
このセクションで解説する項目
| 契約しているサービス | 申し込む先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| OCN for ドコモ光 | ドコモ インフォメーションセンター 0120-800-000(ドコモ携帯は151)/ドコモショップ | 9:00〜20:00・年中無休 |
| OCN光(光回線とネット接続をまとめて契約) | カスタマーズフロント 0120-506506(IP電話は050-3786-0506・有料) | 10:00〜19:00・日曜祝日と年末年始を除く |
| OCN モバイル ONE ほか | OCN マイページ | 画面の案内による |
| OCN ADSL「フレッツ」の回線廃止 | NTT東日本・NTT西日本 0120-116116 | 各社の案内による |
| OCN モバイル d の回線廃止 | ドコモショップ | 店舗の営業時間による |
上の3つ(ドコモ/カスタマーズフロント/マイページ)をこの章で見ます。4つ目の回線側の廃止(NTT東西・ドコモショップ)はプロバイダの解約とは別の手続きなので、プロバイダをやめても、回線は自動では止まらないで扱います。
OCN for ドコモ光はNTTドコモが窓口
請求書に「OCN for ドコモ光」と書かれているなら、連絡先はOCNではありません。
「OCN for ドコモ光」および「OCN光(光回線とインターネット接続の一括提供サービス)」をご契約のお客さまは本サイトから解約のお手続きは申し込みができません。
OCN「解約時のご注意事項」より引用
公式が案内しているのはドコモ インフォメーションセンター 0120-800-000で、受付は9時〜20時、年中無休です。
ドコモの携帯電話からなら局番なしの151でつながります。どちらも通話料は無料で、近くのドコモショップでも手続きできます。
OCN光はカスタマーズフロントの電話だけ
光回線とインターネット接続をまとめて契約している「OCN光」の場合、窓口はカスタマーズフロント 0120-506506です。
営業時間は表のとおりで、日曜祝日と年末年始は休みです。IP電話からフリーダイヤルにつながらない場合は050-3786-0506にかけますが、こちらは通話料が自己負担になります。
ここが読者の誤解しやすいところで、OCNのWeb解約サイトを開いても、OCN光の申し込みボタンは出てきません。
電話をかけるときは、本人確認のためにお客さま番号を聞かれます。公式は「OCN会員登録証」「お申込内容のご案内」のほか、NTTファイナンスやNTTドコモビジネスから届く「料金口座振替のお知らせ」「請求書」でも確認できるとしています。
OCN モバイル ONEはマイページだけ
逆にOCN モバイル ONEは、マイページの画面を進めていく形です。公式は画面ごとに18枚の図を載せて案内しています。
dアカウントかOCN IDでログインし、画面を下にスクロールして「解約のお手続き」へ進みます。
手元に必要なのは、お客さま番号と、インターネット接続に使う認証ID(OCN接続用ID)・認証パスワードの3つです。
お客さま番号はNから始まる10桁(例:N123456789)で、「OCN会員登録証」や「お申込内容のご案内」に載っています。
ここまでで整理すると、申込先は大きく「NTTドコモ」「カスタマーズフロント」「OCN マイページ」「NTT東日本・NTT西日本」の4つに分かれます。
自分の契約がどれに当たるかを決めないまま動くと、どの窓口でも受け付けてもらえないという状態になります。
OCN モバイル ONEをマイページで解約する流れ

公式手順に沿って、つまずきやすい点だけを抜き出します。
このセクションで解説する項目
STEP1:メールの連携を先に外す
公式の案内が最初に置いているのは解約操作ではありません。
OCNメールを使っている各種サービスの登録や連携を解除することです。
解約するとOCNメールアドレスは使えなくなります。
ネット通販や銀行のIDに使っている場合、先に変更しないとログインできなくなります。
なおOCN会員向けのメールマガジンは、解約後に自動で配信が止まります。
STEP2:マイページにログインする
OCNのトップページからマイページを開き、dアカウントログインかOCN IDでログインします。
すでにログイン済みなら、OCN モバイル ONEの契約でログインしているかを確かめてください。
STEP3:認証番号を30分以内に入力する
連絡先電話番号と通知方法を選ぶと、SMSまたは自動音声で認証番号が届きます。
公式は30分以内に次のステップへ進むよう案内しています。
登録した電話番号が使えず認証番号を受け取れない場合は、カスタマーズフロントへ問い合わせる形になります。
STEP4:お客さま番号と認証IDを入力する
Nから始まるお客さま番号、OCN接続用ID(認証ID)、認証パスワードの3つを入力して認証します。
公式手順ではここがSTEP12で、次のSTEP13にOCN バリュープランの案内が挟まります。
STEP5:解約希望日を選んでSIMを返す
注意事項に同意し、解約希望日を選んで請求書送付先と解約理由を入力すると手続きが完了します。
複数のプランを契約している場合は解約希望日を選べません。
完了後はキャンセルできず、SIMカードの返却が必要になります。
返すもの・返さなくていいものはどれ?
- ⚠ SIMカードは返却が必要
- ⚠ レンタル端末(Wi-Fiルーター・USB端末)は返却不要
- ⚠ 返却不要の理由は「すでに無償譲渡されている」から
もう1つ、順番の問題があります。
インターネットを使うには回線とプロバイダの両方が必要なので、先にOCNだけ解約すると開通までネットが使えません。
乗り換え先を契約して開通させてからOCNを解約する、という順番のほうが安全です。
どうしても先に解約するなら、数日から数週間つながらない期間ができると考えておいてください。
電話とマイページ、どちらが早いか
- ☎ 電話=OCN光とOCN for ドコモ光は電話しか入口がない
- ☎ つながる時間が10時〜19時(日曜祝日・年末年始を除く)に限られる
- 💻 マイページ=OCN モバイル ONEは時間帯を気にせず進められる
- 💻 ただし認証番号を30分以内に入力する必要がある
違約金は「1,200円」ではなく上が38,400円まである

解約を先延ばしにしている理由が「違約金がいくらか分からないから」なら、この章で決着します。
先に言っておくと、この記事で自分の違約金の額を言い当てることはできません。公式が金額を1つに決めていないからです。
できるのは、どこまでが公式に書かれていて、どこから先を自分で聞く必要があるのかを切り分けることです。
このセクションで解説する項目
公式が書いているのは金額ではなく幅
「OCNの違約金は数千円くらい」と思って読み進めていた方は、ここで一度止まってください。
ご契約サービス内容の利用期間により、違約金がかかる場合があり、1,200円(不課税)〜38,400円(不課税)をお支払いいただきます。
OCN「解約時のご注意事項」より引用
公式が示しているのは1,200円から38,400円という幅で、上限は下限の32倍です。
税区分にも注意してください。ここは「税込」ではなく不課税と書かれています。
なお通信の違約金は2022年7月の改正電気通信事業法で上限が下がっており、上限に近い額は古い契約が対象と考えられます。公式が張っている内訳ページは現在開けないため、自分の額は窓口で聞くほかありません。
公式が挙げているのは「ご契約サービス内容の利用期間により」という条件だけです。自分がいくらになるかは、契約名と利用開始時期を添えて聞くのがいちばん早い方法です。
聞く先は契約で変わります。OCN光とOCN モバイル ONEほかはカスタマーズフロント 0120-506506、OCN for ドコモ光はドコモ インフォメーションセンター 0120-800-000です。
解約するかどうかを金額で判断したいなら、この確認を先に済ませてください。
カスタマーズフロントは日中しかつながらないので、平日に時間を取る必要があります。ドコモ インフォメーションセンターは年中無休です。
回線側の解約金は別枠でかかる
仮にOCNの違約金が1,200円で済んだとしても、それで終わりとは限りません。
回線廃止により、NTT東日本・NTT西日本、NTTドコモから解約金がかかる場合がありますので、各社へお問合せください。
OCN「解約時のご注意事項」より引用
プロバイダの違約金と回線の解約金はまったく別枠で、OCNに聞いても回線側の額は分かりません。
総額を知りたいなら、OCNと回線事業者の両方に問い合わせる必要があります。片方だけ見て見積もると、あとから足りなくなります。
支払いが発生する3つの場面
- 💴 OCNの違約金=1,200円〜38,400円(不課税)
- 💴 回線廃止によるNTT東西・NTTドコモの解約金(別枠)
- 💴 解約月の月額基本料=日割りなしで1か月分
- 💴 メールを残す場合のOCN バリュープラン 月額250円(税込275円)
解約月は日割りにならず1か月分
月の初めに解約しても、月末に解約しても、その月に払う額は変わりません。
月の途中の解約の場合、解約月のOCN月額基本料の日割り計算は行わず1か月分をお支払いいただきます。
OCN「解約時のご注意事項」より引用
つまり月初に解約すると、使わない日数の分だけ損をします。
乗り換え先の開通日を月末付近に寄せられるなら、そのほうが重なりを小さくできます。
また公式は、未払いの利用料金があれば精算してから解約を申し込むよう求めています。ここも先に片づけておいてください。
申し込んだあとに効いてくる注意点

解約ボタンを押した時点では終わりません。請求もメールも、しばらく尾を引きます。
このセクションで解説する項目
請求は翌月と翌々月に分かれて届く
解約したのに請求が来た、と驚く原因はここにあります。
ご利用最終月の料金はその翌月、NTT東日本・NTT西日本からレンタルで提供している機器の利用料金はその翌々月の請求となります。
OCN「解約時のご注意事項」より引用
最終月の料金とレンタル機器の料金で、請求のタイミングが1か月ずれます。
解約と同時にクレジットカードを解約したり口座を閉じたりすると、この請求を受け取れなくなります。最後の引き落としが済むまでは支払い手段をそのままにしておいてください。
目安としては、解約した月から数えて2か月分の明細を見届ければひと通り着地します。
解約手続きのなかで請求書の送付先を入力する画面があるので、引っ越しを伴う場合はそこで新しい住所を入れておいてください。
メールを残すならバリュープランへ移る
OCNメールを他のサービスのIDに使っている方は、解約前に別のアドレスへ変えるか、メールだけ残す契約に移ることになります。
後者がOCN バリュープランで、公式FAQによれば基本料は月額250円(税込275円)です。
同じFAQは、月の途中で解約した場合も1か月分の基本料をもらうとしています。さらにOCNを使ってインターネット接続した場合は、その通信料が別にかかります。
解約の画面にも案内が組み込まれているので、手続きの途中でそのまま判断できます。
オプションも同時に解約される
マイホスティング、Page ON、ドットフォン、OCN マイポケットといったオプション契約は、OCN本体の解約と同時に終わります。
公式によれば、解約処置の関係でこれらのコンテンツを一定期間だけ参照できることがあります。ただしその分の請求は発生しません。
逆にオプションだけをやめたい場合も、窓口は同じカスタマーズフロント 0120-506506です。
OCN マイポケットに写真を預けている方は、この扱いを先に確かめてください。参照できる期間が終われば、当然そのデータには手が届かなくなります。
残したいファイルは、解約を申し込む前に自分の端末へ落としておくのが確実です。
プロバイダをやめても、回線は自動では止まらない

ここを飛ばすと、解約したはずなのに毎月の請求が止まりません。
このセクションで解説する項目
公式が請求の継続を明記して警告している
以下のお手続きをされなかった場合、回線は継続利用となり、NTT東日本・NTT西日本、NTTドコモからの回線のご利用に関わる料金が請求されますのでご注意ください。
OCN「解約時のご注意事項」より引用
プロバイダの契約と回線の契約は別物なので、片方を切ってももう片方は生き続けます。
公式がわざわざ請求の継続を書いているということは、実際にそうなった人が少なくないということでもあります。
フレッツ回線の廃止は0120-116116
OCN ADSL「フレッツ」を契約している場合、回線の廃止と申込取消はOCNの解約サイトでは受け付けられません。
連絡先はNTT東日本・NTT西日本の0120-116116です。対象はフレッツ・ISDN、フレッツ・ADSL、Bフレッツ、フレッツ光プレミアム、フレッツ光ネクストなどの回線サービスです。
OCN モバイル dを契約している場合は、FOMA・LTE「Xi」回線の廃止も申込取消もドコモショップでの手続きになります。
読者がつまずくのは、この4点

この章だけ読んでも、判断に必要な材料はひととおりそろいます。
このセクションで解説する項目
Webだけで解約を終わらせられますか?
契約によります。OCN モバイル ONEはマイページで完結しますが、OCN光とOCN for ドコモ光はWebの解約サイトから申し込めません。
OCN光はカスタマーズフロント 0120-506506、OCN for ドコモ光はNTTドコモが窓口になります。
公式が「本サイトから解約のお手続きは申し込みができません」と書いているので、Web解約サイトを探し続けても見つかりません。
違約金はいくらですか?
公式が示しているのは1,200円(不課税)〜38,400円(不課税)という幅で、契約サービス内容と利用期間で決まります。
これとは別に、回線廃止でNTT東日本・NTT西日本やNTTドコモから解約金がかかる場合があります。総額を知りたいなら両方に問い合わせてください。
月末に解約したほうが得ですか?
公式は解約月の月額基本料を日割り計算しないとしているため、月内のいつ解約しても同じ1か月分になります。
その意味で、月初に解約すると使わない日数の分だけ損になります。乗り換え先の開通日から逆算して決めてください。
OCNメールを残せますか?
OCN バリュープランへ移れば残せます。基本料は月額250円(税込275円)です。
OCNを使ってインターネット接続をした場合は、その通信料が別にかかる点だけ覚えておいてください。
申し込む前に、この7つだけ決着させておく
ここまでの内容を、着手前につぶす順番に並べ直します。
上から順に済ませていけば、電話やマイページの操作は最後の一手で終わります。
着手前につぶす7つ
- ✅ 請求書か会員登録証で契約名を特定した
- ✅ お客さま番号・認証ID・認証パスワードを手元に置いた
- ✅ 自分の窓口(カスタマーズフロントかドコモ)に違約金の額を確認した
- ✅ 回線側の解約金をNTT東西かドコモに確認した
- ✅ 回線の廃止をNTT東西(0120-116116)かドコモショップへ申し込んだ
- ✅ OCNメールを使っているサービスの連携を外した
- ✅ 最後の引き落としまで支払い手段を残す段取りをした
公式の記載はOCN「解約のお申し込み 解約時のご注意事項」で確認できます。
モバイル ONEの操作画面はOCN「OCN モバイル ONEの解約手順」で1枚ずつ確認できます。
バリュープランの料金はOCN「月途中で解約した場合、その月の料金はいくらになりますか?」に書かれています。
出典と確認日
- 🗓 確認日=2026年9月10日(OCNの公式サイト)
- 🗓 窓口も金額も変わりうるので、申し込む直前に公式を開くこと
請求書か会員登録証を先に探してください。
そこに書かれたサービス名が決まれば、この記事のどの項目を読めばよいかも決まります。