「野村信託銀行の口座を解約したいけれど、店舗が見当たらず、どこで何をすればいいのかわからない」と悩んでいませんか。
「投資信託や野村MRFの残高があるけど、そのまま解約できるの?」という疑問を持つ方も多いはずです。
結論から言うと、野村信託銀行は実店舗を持たないネット型の信託銀行で、解約は野村證券の支店窓口・電話・郵送書類が中心になります。
解約前には普通預金・定期預金の残高を0円にし、Webローン契約があれば先に解除しておくことがポイントです。
この記事では、解約の手順・必要なもの・店舗解約と相続解約の違い・MRFや投資信託など信託口座特有の注意点まで、順番に解説します。
読み終える頃には、野村信託銀行の解約に必要な情報がすべて揃います。
この記事でわかること
- 野村信託銀行の口座解約の要点(ネット型・窓口は野村證券・必要なもの)
- 解約手続きの流れ5ステップ(残高0円から完了まで)
- 店舗解約と相続解約の比較(名義人死亡時の違い)
- 解約前に確認すべき注意点(MRF・投資信託・引落先・休眠預金)
- 野村信託銀行の解約に関するよくある質問
- まとめ
野村信託銀行の口座解約の要点【まず結論】

野村信託銀行は東京都千代田区に本店を置く、野村グループの信託銀行で、金融機関コードは0304です。
個人向けはインターネットバンキング中心で実店舗を持たず、野村證券の各支店を銀行代理店の窓口としている点が、一般的な地方銀行と大きく異なります。
まず、このセクションで解約の全体像となる3つの要点を確認しておきましょう。
このセクションで解説する項目
解約は野村證券の窓口・電話・郵送が中心
野村信託銀行の口座解約は、野村證券の支店窓口・電話・郵送書類のいずれかで進めるのが基本です。
野村信託銀行は個人向けの専用店舗を持たず、野村證券の各支店を銀行代理店として手続きを受け付けているからです。
口座の名義人本人が、必要なものを揃えて取引店(口座のある野村證券の支店)に行くとスムーズに手続きが進みます。
来店が難しい場合は、コールセンターや取引店に電話して解約書類を取り寄せ、郵送で手続きできるケースもあります。
解約に必要なものは基本4点
解約に必要なものは、お届け印・通帳・キャッシュカード・本人確認書類の基本4点です。
銀行は口座名義人本人であることと、登録されたお届け印が一致することを確認したうえで残高を払い戻すため、これらの持ち物が照合の基礎になるからです。
本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きのものを用意すると確実です。
4点のうち一部を失くしていても手続きはできますが、別途再発行や紛失の手続きが必要になり時間がかかるため、できる限りそろえて準備しましょう。
解約前に残高0円・引落先変更が必須
口座を解約する前に、普通預金・定期預金の残高を0円にし、給与振込先や引落先の変更を済ませておくことが必須です。
残高が残っていたり、Webローンなどの契約が残っていたりすると、口座を閉鎖できないからです。
たとえば給与・年金の受取口座や、税金・公共料金・家賃の引落口座に指定している場合は、先に別口座へ切り替える必要があります。
変更手続きは反映まで数週間かかることが多いので、解約のスケジュールから逆算して早めに動きましょう。
野村信託銀行の口座解約の手順【5ステップ】

野村信託銀行の口座解約は、準備から完了まで5つのステップで進みます。
残高の整理と引落先の変更さえできていれば、手続き自体は窓口・電話・郵送のいずれでもスムーズに進みます。
このセクションで解説する項目
STEP1:残高を0円にする・契約を解除する
バンキングサービスにログインし、普通預金・定期預金の残高がないことを確認します。
Webローンなどの契約がある場合は、口座解約の前にローン契約の解除を済ませておきましょう。
STEP2:振込先・引落先を変更しておく
給与・年金の振込先や、公共料金・家賃・税金などの引落先を別の口座に変更しておきます。
反映に数週間かかることがあるため、手続きの前に余裕をもって済ませておきましょう。
STEP3:必要なものを準備する
お届け印・通帳・キャッシュカード・本人確認書類の4点を準備します。
本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなどの顔写真付きが1点あると確実です。
STEP4:野村證券の窓口・電話・郵送で解約を申し出る
取引店(野村證券の支店)の窓口で「口座を解約したい」と伝え、案内に従って解約書類に記入します。
来店できない場合は、コールセンターや取引店に電話して解約書類を取り寄せ、記入・必要書類添付のうえ郵送します。
STEP5:残高を受け取り解約完了
窓口手続きの場合、残高があればその場で払い戻され、口座が閉鎖されます。
郵送手続きの場合は、書類が銀行に到着し内容が確認されたあとに解約が完了し、残高は指定口座へ振り込まれます。
解約手続き前の注意ポイント
残高が残ったまま・契約が残ったままだと、口座を閉鎖できません。
普通預金・定期預金の残高を0円にし、Webローン等の契約解除を先に済ませてから手続きに進んでください。郵送の場合は書類到着後に完了するため、窓口より日数がかかる点も見込んでおきましょう。
店舗解約と相続解約の比較【名義人死亡時の違い】

野村信託銀行の解約は、名義人本人が手続きする「通常解約」と、名義人が亡くなった後の「相続解約」で進め方が大きく変わります。
この2つの違いを理解しておくと、自分のケースでどんな準備が必要かが判断できます。
このセクションで解説する項目
| 項目 | 通常解約 | 相続解約(名義人死亡) |
|---|---|---|
| 手続きする人 | 名義人本人 | 相続人 |
| 主な必要書類 | お届け印・通帳・キャッシュカード・本人確認書類 | 戸籍謄本・相続人の本人確認書類など(ケースで変動) |
| 窓口・連絡先 | 野村證券の窓口・電話・郵送 | 野村信託銀行の相続の窓口・問い合わせ先 |
| 所要期間の目安 | 即日〜(窓口)/数日〜(郵送) | 数週間〜(書類準備に時間を要する) |
通常解約は本人手続き・残高0円が前提
名義人が存命で本人が手続きする通常解約は、残高を0円にしておけば手数料はかからないのが基本です。
普通預金口座の解約は銀行にとって通常業務であり、解約そのものに特別な費用は発生しないからです。
たとえば窓口で手続きする場合、残高はその場で払い戻され、別途解約手数料を取られることはありません。
残高整理と持ち物4点さえそろえれば、もっとも手間も費用もかからないのがこの通常解約です。
名義人死亡時はまず相続手続きが必要
口座名義人が亡くなった場合は通常の解約ができず、まず相続の手続きが必要になります。
名義人の死亡が銀行に伝わると口座は凍結され、相続人が確定するまで払い戻しができなくなるからです。
電話や郵送では名義人本人の解約しか受け付けられないため、代理人であっても通常解約はできません。
必要書類は遺言の有無や相続内容によって変わるため、具体的な進め方は野村信託銀行のお問い合わせ窓口へ直接相談しましょう。
どうしても来店できない場合は代金取立
近くに野村證券の支店がない、遠方に住んでいるなどで来店も郵送も難しい場合は、他の銀行に解約を依頼する「代金取立(預金取立)」という方法があります。
これは取引のある別の銀行を経由して、野村信託銀行の口座を解約してもらう仕組みだからです。
代金取立を依頼する前に確認すること
- ✅ 依頼先の銀行で代金取立を扱っているか
- ✅ 発生する手数料の金額
- ✅ 必要な書類と手続きの流れ
- ✅ 完了までにかかる期間の目安
依頼する銀行に手数料が発生するうえ、手続きの詳細も銀行ごとに異なるため、依頼先の銀行で最新の内容を確認しましょう。
野村信託銀行の口座を解約するときの注意点

口座解約をスムーズに進めるには、信託銀行ならではの注意点をいくつか押さえておく必要があります。
とくに野村MRFや投資信託の残高、引落先の変更、放置による休眠預金化は見落としやすいので、ここでまとめて確認しておきましょう。
投資信託・野村MRFの残高は先に精算する
野村證券の証券総合口座と連携している場合は、投資信託や野村MRFなどの預り資産を先に0円にしておく必要があります。
株式や投資信託、MRF(お預り金)などの残高が残っていると、口座を閉鎖できないからです。
たとえば保有資産は、売却・他社への移管・出金などの方法で残高を0円にしてから解約に進みます。
野村MRFは入金時に自動買付、買付時に自動解約される仕組みのため、扱いが不明なときは取引店に確認するのが確実です。
解約前に確認すべきチェックリスト
- ✅ 普通預金・定期預金の残高を0円にしたか
- ✅ 投資信託・野村MRF等の預り資産を精算したか
- ✅ Webローン等の契約を解除したか
- ✅ 給与・年金・公共料金・家賃の引落先を変更したか
- ✅ お届け印・通帳・キャッシュカード・本人確認書類を用意したか
給与振込・公共料金の引落先を先に変更する
給与や公共料金の口座を変更せずに解約すると、給与を受け取れなくなったり料金が滞納になったりするおそれがあります。
解約後の口座には入金も引き落としもできなくなるため、関連する手続きを先に切り替えておく必要があるからです。
たとえば勤務先への給与振込口座の変更申請や、電気・ガス・水道・家賃・税金の引落先変更を済ませてから解約に進みましょう。
変更を忘れると振込用紙が届いたり延滞利息が発生したりするため、反映に数週間かかる前提で早めに動くのが安心です。
10年放置すると休眠預金になる
入出金が一切ない状態が続くと、その口座は最後の取引から10年で休眠預金として扱われます。
休眠預金になると解約手続きが通常より面倒になるため、放置は避けるのが無難です。
休眠預金等活用法により、10年以上取引のない預金は預金保険機構へ移され、民間公益活動に活用される仕組みになっているからです。
休眠預金になっても、銀行に申し出れば預金の全額を引き出すことは可能です。
ただし通常の解約より手続きが面倒になるので、使わない口座は休眠預金になる前に解約しておくのが安心です。
バンキングサービス・連携口座も合わせて整理する
野村信託銀行のバンキングサービスや野村證券の口座と連携している場合は、口座解約と合わせて連携サービスも整理しておきましょう。
口座本体を解約すれば紐づくサービスも使えなくなりますが、契約状況を把握しておくと手続き漏れを防げるからです。
連携口座の扱いや証券口座を残すかどうかは、取引店や公式サイトで案内を受けられます。
野村信託銀行の解約に関するよくある質問

野村信託銀行の口座解約についてよく寄せられる質問を、Q&A形式でまとめました。
解約前の不安を解消するために、気になる項目を確認しておきましょう。
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Q&A:解約に手数料はかかりますか?
残高を0円にしたうえで本人が手続きする通常の口座解約であれば、解約そのものに手数料はかかりません。
ただし、来店できず他の銀行を経由して代金取立を依頼する場合は、依頼先の銀行で手数料がかかることがあります。
金額は依頼先によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
Q&A:店舗がなくても解約できますか?
野村信託銀行は個人向けの専用店舗を持ちませんが、野村證券の支店窓口・電話・郵送で解約できます。
取引店の窓口に来店するか、コールセンターや取引店へ電話して解約書類を取り寄せれば手続きが進みます。
来店も郵送も難しい場合は、他の銀行を経由した代金取立を検討しましょう。
Q&A:投資信託やMRFがあっても解約できますか?
投資信託や野村MRFなどの預り資産がある場合は、先に残高を0円にしてからでないと口座を閉鎖できません。
保有資産は売却・移管・出金などで精算し、残高を0円にしてから解約に進みます。
精算方法が不明な場合は、取引店や野村證券のサポートに相談すると確実です。
Q&A:名義人が亡くなった口座はどう解約しますか?
名義人が亡くなった口座は通常の解約ができず、相続の手続きが必要です。
野村信託銀行のお問い合わせ窓口へ連絡すると、手続きの案内を受けられます。
必要書類は遺言の有無などで変わるため、まずは銀行に相談するところから始めましょう。
まとめ
野村信託銀行の口座解約について、手順・必要なもの・通常解約と相続解約の違い・注意点を解説しました。
最後に重要なポイントを振り返っておきましょう。
- 野村信託銀行はネット型の信託銀行で、解約は野村證券の窓口・電話・郵送が中心
- 必要なものはお届け印・通帳・キャッシュカード・本人確認書類の基本4点
- 解約前に普通預金・定期預金の残高を0円にし、Webローン等の契約を解除する
- 投資信託・野村MRF等の預り資産は売却・移管・出金で先に精算する
- 給与振込・公共料金・家賃の引落先を必ず先に変更しておく
- 名義人が死亡した場合は相続手続きが必要・代理人の通常解約は不可
- 来店も郵送も難しい場合は他行経由の代金取立という方法もある
- 放置すると最後の取引から10年で休眠預金の対象になる
残高の整理と引落先の変更さえ準備できていれば、窓口でも郵送でも解約は完了します。
MRFや投資信託の精算、名義人死亡時の相続は個別性が高いので、迷ったら野村證券の取引店や野村信託銀行の問い合わせ窓口で最新情報を確認しましょう。
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口座解約はいつでもできるので、まずは残高の出金と引落先の切り替えから着手し、すべて終わってから手続きに進むのがおすすめです。