紀陽銀行の紙の通帳がある口座は、お金を下ろせる支店と、解約を申し出る支店が同じとは限りません。
解約は、通帳と届出印(口座を作るときに登録した印鑑)を持って、口座を作った支店の窓口で申し出るのが原則です。キャッシュカードを持っていれば、それも持って行きます。
通帳のない「スマ通帳。」は窓口でアプリの画面を見せ、インターネット支店の口座はWebの「解約お申込み」から手続きします。
この記事でわかること
お金を下ろせる支店と閉じられる支店が同じとは限らない、紙の通帳の口座

口座を作った支店を、紀陽銀行の規定では「口座開設店」と呼びます。普通預金規定9条(1)は次のように定めています。
この預金口座を解約する場合には、通帳と届出印章(キャッシュカードの発行を受けている場合はキャッシュカード)を持参のうえ、口座開設店に申出てください。なお、当行が認めた場合は、口座開設店以外の当行国内本支店でも解約できます。
紀陽銀行 普通預金規定 9条(1)
- 引き落としや振り込みの受け取りがこの口座に残っていないか確かめ、あれば別の口座へ移す
- 通帳・届出印・キャッシュカードをそろえ、運転免許証などの本人確認書類も用意する
- 口座を作った支店の窓口で、解約を申し出る
- キャッシュカードは返却する(カード規定17条は「当店に返却」と定める)
本人確認書類は、預金の払い戻しの際に提示を求めることがあると盗難通帳・証書による払戻被害に関する預金取引追加規定3条にあるため、一緒に持って行きます。
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別の支店での解約は、紀陽銀行が認めた場合に限られる
普通預金規定2条では、預け入れと払い戻しは口座開設店のほか国内の本支店(本店と支店)でもできます。ところが解約は、口座開設店以外では「当行が認めた場合」に限られます。
お金を下ろすのはどの支店でもよくても、口座を閉じるのは口座を作った支店が基本ということです。口座開設店以外で解約したいときは、その支店で扱えるかを事前に確かめる必要があります。
定期預金も入った総合口座は、定期預金が別の通帳で残る
総合口座(普通預金に定期預金などを組み合わせた口座)は、普通預金口座を解約すると取引が終わり、貸越(定期預金を担保にした借入れ)が残っていれば支払います(総合口座取引規定11条(1))。
通帳に定期預金の残高があれば、定期預金の通帳が別に発行されます。定期預金まで全部閉じたい人は、その解約もあわせて窓口で相談してください。
「スマ通帳。」の解約は、口座番号を表示したアプリの画面とお届印で

「スマ通帳。」は、紙の通帳の代わりにスマートフォンのアプリ「キヨスマ!」で残高や明細を見る口座です。アプリの「スマホ口座開設サービス」で開いた口座も「スマ通帳。」になります。
紀陽銀行のよくあるご質問は、「スマ通帳。」の口座解約について「窓口でのみ承ります。」と答えています。アプリの操作だけでは解約できません。
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窓口で見せるのは、スクリーンショットではなくアプリの画面
「スマ通帳。」の解約で窓口に用意するもの
- 「スマ通帳。」の画面(口座番号が表示されたもの)
- お届印(届出印と同じ意味)
同じFAQは「画面キャプチャ等ではお取引出来かねます。」としています。スクリーンショットではなく、アプリの画面そのものを窓口で見せます。
「スマ通帳。」利用規定6条によると、店頭では所定の書類に記名押印(名前を書いて印を押すこと)して出します。解約する権限を確かめるため、本人確認資料の提示を求めることがあるとも書かれています。
解約した時点で、アプリではその口座の明細を見られなくなる
同じ6条は、解約した時点でアプリではその口座の残高・入出金明細を確認できなくなるとしています。あとで明細が要るときは店頭で発行してもらえますが、所定の明細発行手数料がかかります。
アプリには取引明細をPDFにして出力する機能があり、期間を指定するときは最大25か月前の1日から選べて、1回に出力できるのは最大13か月分(3,000明細まで)です。
ただし、紙の通帳から切り替えた人は、切り替える前の明細をPDFにできません。「スマ通帳。」になってからの明細を残したい人は、解約する前に保存しておきましょう。
Webの「解約お申込み」で閉じるのが、インターネット支店の口座

紀陽銀行インターネット支店は、公式サイトで「[定期預金専用]インターネット支店」と案内されている支店です。この支店の普通預金口座には、通帳が発行されません。
インターネット支店 取引規定5条は「第6条を除いて、当店を含む当行本支店の窓口での取引はできません。」としています。同支店の普通預金規定5条は、解約を「当行所定の方法」で行うと定めています。
その方法として、新規口座開設のお申込み・各種お手続きのページに「解約お申込み」が用意されています。
Webの解約申込みで求められる主な条件
- インターネット支店の普通預金口座とキャッシュカードを持っている
- いま住んでいる住所が紀陽銀行に届け出てある
- 本人確認として、キャッシュカードの暗証番号が要る
同支店の普通預金規定5条は、普通預金口座を解約するとこの支店とのほかの取引もすべて解約になること、ICキャッシュカードは自分で破棄することも定めています。
長く出し入れしていない口座も、本支店の窓口で払い戻しを相談できる

紀陽銀行は、長い間出し入れのない預金も引き続き預かっていると長期間ご使用されていないお口座のご預金についてで案内しています。通帳・証書と「お取引印」の確認など、所定の手続きを経れば払い戻せます。
通帳や印鑑が見当たらなくても、本人の預金だと確認できれば払い戻せると案内されています。相談するときは次のものを持って行きます。
通帳・印鑑が見当たらないときに持って行くもの
- 本人を確認できる資料
- 口座の支店名や口座番号が分かるもの
一方で普通預金規定9条(4)は、銀行が別に示す一定の期間利用がない口座について、取引を止めたり、通知して解約したりできると定めています。
休眠預金になっても、紀陽銀行を通じて払い戻せる
休眠預金等活用法(長い間取引のない預金を民間の公益活動に活用するための法律)で休眠預金になった場合も、紀陽銀行を通じて払い戻せると同じページにあります。
普通預金等共通規定12条によると、最終異動日等(最後に預金の動きなどがあったとされる日)から9年以上たつと、届け出た住所かメールアドレスに連絡が来ます。
紀陽銀行の口座解約で、つまずきやすい点のよくある質問

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「スマ通帳。」の明細は、解約したあとでも出してもらえますか?
店頭で発行してもらえますが、所定の明細発行手数料がかかります(「スマ通帳。」利用規定6条)。解約した時点で、アプリではその口座の残高・入出金明細を見られなくなります。
インターネット支店に届けた住所が古いままでも、Webで解約できますか?
そのままでは申し込めません。申込画面は、いま住んでいる住所が届け出てあることを条件にしているので、先に住所を変えます。
住所変更は、インターネット支店にログインして「住所変更」メニューから手続きできると公式のQ&Aにあります。申込画面では、0120-548-210(紀陽銀行インターネット支店)への電話も案内されています。
インターネット支店の口座を長く使わないと、どうなりますか?
最後の預け入れか払い戻しから5年間、利息以外の入出金がないと、残高にかかわらず、銀行が取引を止めたり、通知して解約したりできます。インターネット支店の普通預金規定5条に書かれています。
通帳や届出印が見つからないときの電話先は、時間帯で違いますか?
違います。公式FAQ(通帳・キャッシュカード、印鑑)の電話先は次のとおりです。
紛失したときの電話先(紀陽銀行)
- 銀行窓口営業日の8:45〜17:00:お取引店か最寄店(近くの支店)
- それ以外の時間:ATMサービスセンター(073-431-5611)
亡くなった家族の紀陽銀行の口座は、どこで手続きしますか?
相続の手続きが完了するまで、預金などの財産は支払いができなくなると紀陽銀行は案内しています(相続についてのご案内)。連絡先は、お取引店か最寄りの支店窓口です(相続手続きのご案内)。
書類は取引や相続の方法で変わり、戸籍謄本、相続人全員が署名して実印(役所に登録した印鑑)を押す相続手続依頼書、発行日から6か月以内の各相続人の印鑑証明書などが挙げられています。
電池の残りと、アプリにログインできるかを確かめてから出かけてください。